サイババを信奉している方から、
先日ご紹介した
日本のプージャはあまりにも高額なのではないでしょうか、
祈りは本来無償のものではないか、何か、間違った方向なのでは、と、感じられるという内容のメールをいただきました。
この方の中にともにおられるサイババの意思とは思えないということでした。
そして、これからは一人ひとりの無償の祈りの時代になるのではないでしょうかというご意見でした。
このようなメールをいただいたということは、きっと同じように感じるかたも大勢いらっしゃるのかもしれないので、
そのメールに対する私の返答をここに転載させていただこうと思います。
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Om Sri Sai Ram
Aさま。
メールありがとうございます。
地震で皆さんたいへんな様子で、私も毎日メールを皆さんからいただいたり、ネットや実家との電話で様子を伺っています。
日本のプージャの件ですが、私どもで募集して行うという気は今のところないのですが、
何件か問い合わせがあったため、情報として提供いたしました。
もしやりたい人がいれば、私どもはそのノウハウは持っていますという情報提供です。
リンクした動画を見ていただければわかると思うのですが、
これらはやはり実際の物質を使って行うものですので、このような形で行うとなると無償というわけには行きません。
もちろん各自で神に直接祈るのは無償です。
また、そのような祈りの強さもわたしも体験しているのではないかと思います。
しかしではなぜサイババのような人が人々の前に姿を現して活動しているのか、
各自で無形の神に祈ればよいのではないかというところですが、
やはりそれにはそれの意味と効果と、必要としている人の求めに応じたという理由があるのだと思います。
また、サイババのアシュラムでも同様のヤグニャやプージャがしばしば行われているのはご存知だと思います。
サイババはこのようなヴェーダの儀式にのっとったヤグニャがどれほど公共の利益に役立つかについてもはっきり言及しています。
個人の祈り、そのような無償で行われるものと、このような公共の利益のために目に見える形で開催されるヤグニャが矛盾するものではなく、
それらはそれぞれの神の表れなのだと思います。
わたしもインドに滞在してもうじき5年になりますが、
サイババアシュラムで開催されるこのような大規模なプージャやヤグニャに参加してきて、
それがどれほどパワフルに人々と環境を清浄にするかを体験してきました。
ですから、サイババも、世界中の国でこのアティルッドラハマヤグニャを開催すると高らかに宣言したのだと思います。
今回のような天災が世界規模で起こりうる可能性はこれまでにも多くの霊的な人々が言及してきましたし、
科学的なデータはもっとはっきりそれを物語っているのだと思います。
今思えば、これらのヤグニャ開催宣言と近年の大規模自然災害や世界の混乱の起こる可能性との関係性は明らかに思われます。
サイババに限らず、他の多くの現存の聖者たちも近年大規模なヤグニャをインド各地で行っていると聞いています。
それらは本当に世界の助けになっていると私は信じ、感じます。
しかし、この現実世界でこのような霊的なことを表現するのは時には簡単ではないのです。
心の中での祈りでしたら神と一対一で誰にも邪魔されず、お金もかからず、いつでもどこでも好きな場所で行うことができますが、
現実世界でヤグニャをするとなると、
様々な制約、金銭的な問題、人間関係、人材、時期、おおくのことをクリアーしていかなければなりません。
霊性を第一とするインドでならそのような開催の道筋は意識の中においても現実的にもつけられていますが、
インド以外の国ではことはさらに困難になって行きます。
ですからサイババがあんなにはっきりと世界中でこのヤグニャは行われるべきだと宣言したにもかかわらず、
ようやく去年マレーシアがインド以外の国で初めて行なったのみに留まっているのだろうと思います。
しかしだからこそ、
このようなことが実現されたなら、それは現実に強力に働きかけ、
現実のありかたがほんらいあるべきもの、神性であることへの、みんなが共通認識を持てる助けになるんじゃないかなと思います。
霊性は秘めたもので全ての人が霊性を内にに持っていますが、
それは今は現実世界と強力にすりあわされて統合され、現実世界において表現されなければいけないのだろうと思います。
と、私はそのように考えました。
わたしはそんな大それたことはしたくないし、基本的に面倒くさいことはいやなのですが、
幸か不幸か現在これらのヤグニャ(ホーマム)やプージャのニーズと供給の間に立たされているので、それを右から左に流すのみで、
もちろん全ての判断はそれぞれにゆだねられていますので、
それを自分の枠組みで否定することも強要することもなるべくしないでおければと思っています。
サイババアシュラムでの大規模プージャに参加するのはもちろんどんな人でも無料です。
しかしそれらを行うにはやはりインドでのアティルッドラマハヤグニャの場合でも数千万円の費用がかかったと聞いています。
それらを工面する立場の人は存在するわけで、集まった人々に全ては無償で提供されますが、
だれかが実際の費用を供給するからこそそれが可能となっています。
ときにはアシュラムで何日にもわたって膨大な数の人々に無償で食事が振舞われることもあります。
そこにももやはり、そのための資金提供ををさせてくださいとサイババに申し出て許可された一帰依者の姿があります。
アシュラムの食事は日本の感覚からすればとても安価です。
しかしそこには無償かそれに近い状態で労働力を提供している人々がいて、(それらの人の滞在費は各自が負担しているわけです)
食材を自らの費用負担で大量に寄付する人の姿もあり、
ただ単に座っていれば全てがほとんど無償でもたらされるという愛されている赤ん坊のような状況をもたらしているのは
それらの人々の働きに支えられてのことだろうと思います。
そうしてアシュラムに神を求めて来た人達はアシュラムで満たされ、愛されている感覚を味わい、
神に集中して存分に神との交流を楽しみ、
時期が来ればそのような体験をまだ味わっていないほかの人達にも味わって欲しいと、供給側にシフトするんだろうと思います。
自分の中を神のエネルギーが流れ、神との区別がなくなるのは実にそういう時なのではないかと思います。
人は神の愛を十分に無償で受け取る必要があると思います。
その後、その人は性能のよい神の道具となることができるのかもしれません。
神との関係性や状況はさまざまで、それぞれに神がいきわたっていると思います。
ありがとうございます。
サイラム
古野SAWAKO
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答えているのか答えていないのかよく分からない感じですが。笑
占星術師にも、「高額すぎるのではないか、祈りは無償であるべき」という反応があったと伝えたら、
「プロフェッショナルの仕事をどうやって無料で行えるの?」
「各自で祈るときは無料で祈ったり瞑想したりしたらいいよ」
「それについてはいいことだし邪魔しないけど、こういうプージャは無料ではありえない」
というような返答でした。
ちなみにこの占星術師のバラティさんは依頼されて行うものの他にも、行く先々で自費でホーマムをしまくっているそうです。
プッタパルティに住む前はバンガロールに近いホワイトフィールドに住んでいたので、そこでもしょっちゅう5個のお寺での同時ホーマムとかしてたらしいです。
なので、今回のナヴァグラハスペシャルプージャでも、お寺の人々はなんでたくさんのお寺でこんなに大々的にやるのかと驚いたそうですが、
バラティさんがやると聞いて、「ああ、彼ならやるよ」みたいに納得したそうです。
今まで何回くらい自分主催でホーマムを行なったんですか、と聞くと、
「1万回くらいだ」
と答えたので、
少なく見積もっても1000回は行っているのではないでしょうか。
ですから、ホーマムの実際の手順やこまごまとした準備するもの、お寺やお坊さんへの依頼の仕方など細部にわたって熟知しているそうです。
日本のプージャやアティルッドラマハヤグニャはするのかどうかは知りませんが、
それとは別に、
もしやろうと思ったらすべてアレンジできる人がすでにここにいるということは、ちょっとすごいんじゃないかと思わないこともないです。
(古野)