27日に広島のサーダナキャンプが終わり、私はそのまま兵庫に戻るつもりだったのですが、
宮島に滞在中、26日に、インドのプッタパルティやホワイトフィールドでしか会ったことがない、いま京都にいる知人が
「ちょうど2、3日ほど前にさわこさんと日本で会えたらおもしろいなあと、ふと思ったところです。」
と、メールをくれてて、
ジュリアスさんも広島のサーダナキャンプのあとに京都に行くことにしたみたいだったので
じゃあ、京都駅まで一緒に行ってキリのいいとこでジュリアスさんとは別れて私は京都で知人と1時間くらい会ってお茶飲んでしゃべって実家に帰るかと思ってたんですが、
もしか、翌日ジュリアスさんを京都案内してくれたりします?(わたし抜きで)
と知人に聞いたらいいですよとのことだったので、
27日にジュリアスさんと一緒に京都で知人家族と会ってご飯食べたりなんやかんやしてたら、泊まって翌日私も一緒に行った方がいいかなという気がしてきたので
私は知人の家(ご両親の住んでる実家)に泊めてもらって、荷物はわたしはすでに宮島から兵庫の家に送ってしまってほぼ手ぶらだったので寝る服とか翌日着る服とかも知人に貸してもらって、
翌日知人のだんなさんと子供もみんなで一緒に京都を何箇所か回ったのでした。
知人のだんなさんはインド人で、12歳で僧団に入って10数年間ヒマラヤでナガババをしてたもとサドゥーの人なので
(知人と結婚してサドゥーをやめたというか、「おまえはもうどういう状況でも祈り&修行だ」とグルかなんかに言われたといっていたように思います)
なんだか不思議なグループになりました。
単なる観光的に案内すればいいと思ってたのですが、
ジュリアスさんはヤグニャ候補の場所を見る気になっていて、
なんかちょっとめんどくさいなとは思ったんですが、
最初にジュリアスさんが泊まってたとこから程近い三十三間堂にいき、
そこは広い場所もあって、方角とか、お堂の中の仏像の配置との関係とかいろいろ独自にチェックしたらしく、
ここでするのはヤグニャで生まれたエネルギーが流れるであろう動きを見てもすごくいいといってましたが、
拝観料をとるとこだったので、
ヤグニャの場所には適さないなということになったみたいでした。
でも三十三間堂の中には100体以上の観音様のほかにもヒンズー教由来の神様の像がいっぱいあって、
姿はずいぶん違うものの、シヴァであるマヘーシュワラ由来のやラクシュミー由来のもあったりして面白かったです。
でも観音様や仏像が、壊れないようにあまり掃除をしないらしく、ほこりがかぶっていたので、
それに、知人のだんなの元ナガババサドゥーやジュリアスさんが「毎日プージャしてきれいにしないと」みたいに2人して興奮して言ってきたので
日本のお寺の人がサボってるわけじゃないと思うし、私に言われても。。。というかんじでした。
日本の仏像は木でできてるのが多いからアビシェーカムも無理だし。
たしかに、インドではお寺での礼拝の仕方はもっと熱烈ではありますよね。
インドでも、南だったらアビシェーカムしないリンガム結構ありますよ。地面から出てきたやつは素材がよくわからなくて壊れるといけないからアビシェーカムしてないし。
というと、
元ナガババだんなはそんなのはありえない!
といって、インドでひとつだけアビシェーカムしてないという、北のなんてとこだったか忘れたけどものすごく特殊なリンガム(そのリンガムはお酒?をごくごく飲むらしい)の話をして(何回か聞いた覚えがあるので好きみたいです)
へえ〜と聞いてたのですが、
みんなそういうことになると目が狂気を帯びる。笑
ま、けっきょくそれぞれ自分が言いたいことを言ったら気がすむので話しに決着をつける気もないし決着なんてつかないんですけども。
観光なら清水寺でもつれてって、町の様子を見ながら歩いて八坂神社のほうに行くとかそういうイージーなルートを考えてたんですが、
ジュリアスさんがすっかりヤグニャモードになってたので、
そんな、1日2日で京都で場所が見つかるとは思えなかったので、
多少テンションのギャップを感じつつ、
まあじゃあ、可能性がありそうなところに、ということで、
知人おすすめの哲学の道の途中にある法然院に行きました。
そこではどこかの民族が宗教儀式をやったりといろいろ面白いことをしてるお寺らしく、
やわらかそうなので昼食を食べたあとに行ってみましたが、
静かでいいお寺だったけど11個の護摩壇をつくってヤグニャをするスペースはなかったので、ここでは不可能だな、ということで、
本堂の脇に座って休憩しながらしばし途方にくれました。
法然院
途方にくれていた正面の石段を少しあがったところに180センチくらいの大きさの金属のお地蔵さんが祭られていました。
お地蔵さんは実は天災を鎮めたり、守ってくれるような菩薩なんだということをわたしが話し、
それは毎年プッタの中国正月のプログラムにチベットのお坊さんたちを連れてきていたマレーシアの華僑のおばちゃんが言ってたことだったので、
そういうことなどを話し、
おばちゃんに日本でみんなにお地蔵さんのマントラをあんたが教えるようにとか言われたけどやってないこととか話し、
そしたら今ここで教えてといわれたけど長いからちょっとしか覚えてなくて、テキスト見ないと全部はいえない。
そのおばちゃんを知ってるかと同じマレーシアの人なジュリアスさんに聞いたら知ってるけどそんなに接触はないとか言うので、
マレーシアにはジャガさんもそうだし、活発に活動してる人がいっぱいいるのに何でみんなバラバラなんだとぶしつけな質問をしてみたりして。笑
そしたらそれぞれがそれぞれの場所で伸ばしていくほうが効率がいいからというように答えていたように思いますが、
元ナガババだんなは知人に「怒ってるのか?」というような熱さでなにかプージャについて納得いかないことを話してるようで、
知人は鞍馬がいいかもといってくれて、あそこで以前知人のインド人の?知り合いがココナツを割りたかったので知人が寺に問い合わせたら許可してくれたから、
ウエサク祭で火をたいたりもしてるし、
ヤグニャも柔軟に受け入れてくれるかもという話だったのですが、
ココナツ割るなんて1秒だし、
11個の護摩壇でするヤグニャとはわけが違うんじゃないかと思って、
私も連日の疲れがきてて気遣いなしにそういう感じで言って、
ほかにも知人の親戚かなんかが生駒にいてよく行ってて、あそこのガネーシャ(歓喜天)まつってるお寺はどうだという話になって、
じゃー、今晩にそこまで移動して明日の朝一で生駒に行きましょうか?
それだったら飛行機にも間に合うだろうし。
とジュリアスさんにもちかけてみたら
君が行って写真を撮って見せてくれたらいいよといわれたので、
なんで私がそんなことしなきゃいけないんだ、やめやめ、と思って、
あ、じゃあこれはナシね。
という感じで
なんかお疲れモードでした。
どこに行きたいか聞いても自分で希望を出さないし、
じゃあここは?と提案すると、そこに大きな宿泊施設は隣接してるのかとか預言者モードで聞かれるし、
そんなの知るかよ、自分で調べれば? と、イラッとしてきて、
もう、ヤグニャがどうとか考えずに、単にリラックスして神様から祝福をもらいに平安神宮に行こうそれが一番重要だから。平安神宮はシャンティシュラインてことですよ!と提案して
みんなで法然寺のお地蔵さんの前でガナパティプラールタナやガヤトリーマントラ、ルッドラムの一部を唱えたりしたあとに哲学の道沿いの喫茶店で休憩してから平安神宮に行きました。
平安神宮はとりあえず広々してていいですね!
お参りして、小雨は降ってましたが庭園も見て、バスに乗って京都駅に帰ってきました。
ジュリアスさんは平安神宮がヤグニャには一番適してるとか、あそこにいい宿泊施設があるとか近くのマンションを指差して言ってましたけど、
そのヤグニャ頭っぷりに正直げんなりはしたのですが、
このブログを読んでる方で、もし平安神宮に誰か顔が利く方がいらっしゃったら平安神宮の責任者に聞いてみてください。
元ナガババだんなさんは若いので元気で楽しそうで、宗教的狂気をたたえた目をしてはいるものの、面白かったです。
聖典では人間の身長はどんどん小さくなっていくから未来の人間は今の半分の身長になる。聖典にそう書いてある。
とか真顔で言うので「全然信じられない」と爆笑でした。
でも最近ちっさいおじさんとかよく耳にするのはあれは。。。笑
はだしでヒマラヤの奥地を歩き回って食べるものもあったりなかったりとかで、
ケダルナートだったかが好きらしく、冬にも何ヶ月もそこにいたりしていたそうです。
はだしでなんか歩けないよ!
知人とはクンバメーラで出会ったらしいです。
京都をまわったみんなは全員一見柔和でなあなあな感じなんだけど実はそれぞれが譲らない世界のある濃いメンバーでした。。。
何やかんや、結論としてはこの1日、とても面白かったです。
突然丸1日以上まるごと世話になった知人家族と京都駅で別れ、
今回の招聘者の方とも滞在中に一度会えたらと双方とも思っていたので、
ホテルのロビーでジュリアスさんを待っている間にその人に電話したらちょうど車で大阪のほうに向かおうとしてるところだったので、
新大阪で待ち合わせして車で拾ってもらって、
3人でなんばにご飯を食べに行きました。
ジュリアスさんは大阪のホテルを自分で予約してたのだけど、どこか聞いたら
「新大阪の近くだと思う」といってたけどチェックしてもらったら日本橋だったので、
日本橋の隣のなんばで夕食にしたというわけ。
日本橋には菜食もしくは野菜中心のレストランがなかったので。
「新大阪から日本橋はけっこう遠いですよ」
と言ったんですが、
「オオサカがこんなに広いとは思わなかった」と言ってました。
この日本滞在中にジュリアスさんはありとあらゆるところにレッドビーンズ(小豆)が使われていることに恐れおののいて避けていたのですが、
(いいかんじのビスケットだなーとおもって開いたらあんこが挟まってたりしたらしい。
大福の中にも小豆が仕込んであったり)
この夕食はビュッフェ形式でジュリアスさんがいろんなものを取って食べて最後に食べるつもりで皿の上に残していたデザートがよりによって羊羹(ようかん)だったので、
「それ、レッドビーンズですよ」
と教えてあげると、うわー、どこもかしこも!と、力が抜けて崩れ落ちていました。
で、翌朝なんばから空港にラピートという直通の特急が出てるので、
ホテルに送りがてら車の中から南海なんば駅とラピートの表示をみてもらって、
ホテル前で別れて私も大阪駅に送ってもらってようやく兵庫の実家に帰りました。
車で道頓堀のとこを通り、北新地?のあたりを通り、中ノ島のあたりを通り、
大阪の夜景がこんなにSFのようできれいだとは思いませんでした。
いつも大体電車移動なので、道路の真ん中から左右に広がる大阪の夜の街を見たことはあまりなかった。
今回の記事でわたしが書いてるジュリアスさんはアホみたいですけど、
それは私が書くからで、実物はそうとうしっかりして独立してる、霊感鋭く頭もいい人と思います。
そしていろんな人に思いっきり世話になりました。
お世話になったみなさまありがとうございます。
とりあえずおしまい。
平安神宮の庭。