2023.03.03 Friday
ブッダの初転法輪の地であるサールナート
2023/03/02
バラナシ空港へ行く途中でブッダの初転法輪の地であるサールナートに寄りました。
ここはブッダが悟りを開いた後に昔の修行仲間の5人に対して教えを与えた地です。
最初5人はブッダが苦行をやめで乳粥を食べたしょうもない脱落者と思ってたんですが、どうも様子が・・・ってことで、ブッダが覚醒した事を悟って教えを受けたらしいです。
この5人はブッダが王子様だった時の家臣だったとかいう話です。
家出したブッダを追ってきて、一緒に修行してたという。
この5人のリーダーのコンダンニャ(コースタニヤ)が私の過去生の一つとか言われたことがあるんですけどどう思います?
ちなみに彼は宮廷占星術師で高慢な性格してたそうです。
ありえるかもって思ったよねw
とにかく当時の彼らの様子に想いを馳せながら散策しました。
仏教の4大聖地なだけあって、坊さんたちもたくさん巡礼に来てました。
お坊さん仲間って楽しそう。
きっとブッダの時代もみんなで修行に励んで楽しかったと思う。
今わたしサイババ関係の知り合いが多いけど、やっぱこういうこの世のものでない共通のもの目指してる価値観の近い仲間って、フランクで楽しいものね。
ここのこの空気感はきっと2500年前も変わらなかったと思うから、日々の修行の日常のある日ある時、この6人にそれが起こった様子が時空を超えて伝わってくるような心地がしました。
そして仏教遺跡はなんかやっぱ平和ですね。
その後すぐ隣の博物館にも寄ったけど、
美しいブッダ像もたくさん置いてあって、
多分1番メインで有名な像の静謐さと満たされた様子に深く心を動かされました。
仏教は苦楽を超えて涅槃に至るものだと思うんだけど、そういう静けさは独特だなと思います。
ヒンズー教とかはビカビカマサラ風味な覚醒な感じするものね。
そしてこの静かなブッダ像にはすでにいろんな人の祈りも入ってるのかもだけど、愛に等しいものが体現されてるように感じてとても不思議で懐かしい感じがしました。
胸熱になりながら、そこに愛を感じるってどういう心の働きなんだろうと考えてしまった。
生きてる聖者もそうだけど、存在に触れるだけでこっちがある種の状態になったりするじゃないですか。
これがとても不思議。
これはなんなんだとよく思う。
最も近しいもの、という感覚なのかな。
そう感じさせるものがブッダ像にしろ聖者にしろ、あるわけなので。
そしてそれは日常の分離的な感覚とは明らかに異なるものだったりするので。
多分誰にとっても忘れていたけど知っていた感覚なのかもしれないですよね。
ちなみにストゥーパのとこも、博物館も入場はネット予約でした。
(入り口前のQRコードを読み取ってできる)
空港で今度は早めに行って搭乗すると知らない間に自分の席がエコノミーからビジネスクラスにグレードアップされていました。
知らなかったので番号確認して、ここ座っていいのかなと躊躇した。
エアバスなので機内食もないし少し席が広い位のもんだけど、しみじみしながらバンガロールに帰りました
バンガロール空港では職員が到着する誰かのために花束を持って待っていました。
誰が来るんだろう?
と、様子を伺ったけどその誰かは私の乗ってきた便の人ではないようでした。
以前同じことがあった時、出迎えのために並んでいた職員の1人に誰が来るんですか?と聞いたらダライラマと言ったので、
思わず空港職員と一緒に来るのを待って、降りてきたダライラマを出迎えて握手してもらったら「あなたどこからきたの?」不思議そうにされたという。
今回は誰かなと思ってうっすら粘ったんだけど、待ちきれずに空港から出ました。
少しは大人になった。笑
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